ふくの湯は文京区に位置し、本駒込と千駄木駅の近くにあります。銭湯の修復を専門とする建築家の今井健太郎氏によって2011年に再建されました。年を追うごとに進む日本人の銭湯離れから、今井氏は銭湯の行く末をとても懸念しています。彼は伝統的な雰囲気を維持しながら、近代的な要素も加え、銭湯に第二の息吹を与えます。
【お風呂の設備】
男湯と女湯が異なるデザインなため、お風呂は日替わりの交代制です。一般的な浴槽とマッサージ風呂は男湯女湯両方にあり、片側だけ1人〜2人用の小さな浴槽でアロマ風呂が楽しむことができます。
【デザイン】
先に少し触れましたが、この銭湯は多岐にわたる時代の見事な融合が見られます。伝統的な木と近代的なモザイクという特定の材料の使用は、そのコンセプトの表れです。二人の異なるアーティストによる美しいコラボレーションにより、壁絵は二つの世界 (今や500以上の富士山を描かれてきた中島さん、そしてグラフィティ・アーティストであるペインティングユニット、Gravityfreeさん が織りなす調和された共生が強調されています。片側のお風呂は赤富士、そしてもう片方では伝統的な青い富士山の壁絵が楽しめます。Gravityfreeさんは七福神のフレスコ画を描きました。また、日本の松の豪華なモザイク画を楽しむことができます。この銭湯のもう一つの特殊な点はロッカーの番号の振り方にあり、「イロハ」という古い分類の仕方をしています。
【営業時間】
毎日午前11:00〜00:00
週末、祝日は午前08:00〜
【アクセス】
〒113-0022
文京区千駄木5-41-5
この記事にある全ての画像は今井健太郎建築設計事務所さんによるもので、ご厚意によりこのブログエントリーに掲載させていただいております。
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